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カレー探偵事務所

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  • 04/29/19:28

コク道カレー

移動手段はなにか。
ホームズの時代は馬車とかだったかもしれないが現在その方法は多岐にわたる。
Vespaに乗る工藤俊作。ブランド物の自転車なら古畑任三郎。十津川省三はやはり鉄道なのだろうか。
そう考えると刑事はまだしも車に乗る探偵はあまり見たことがない。
伊園磨知の2CVくらいしか思いつかない。
まぁ普通の探偵なら移動手段は基本的に「2本の足」なんだろうが。
普段は公共交通機関と自転車の私たちだが今日は珍しく車だ。
それもレンタカーだ。
用事を済ませ後は帰るだけ。今日の晩御飯は…と考えながら国道36号線を走らせていたら「カレー」の文字が視界の端に。しかも「コク道カレー」?ならば仕方ない。
今日の夕食は調査を兼ねてカレーにしよう。

kokudou01.JPGたしかここは81(エイトワン)の姉妹店だったはず。
81の評判の高さは聞いているのでつい期待してしまう。
助手Mが頼んだのはハムカツの「ハム勝つカレー」(590円)これは一般のメニュー表に載ってない。
野球シーズン中の企画ものなのか?なかなか変化球のオーダーだな。
私は人気NO.1を謳う「チーズチキンカレー」(680円)か開店当初からの人気メニュー「チキンカツカレー」(590円)かでものすごく迷った。
この店はスープ・コーヒー・・・そして温泉卵がセルフで無料…
ならばノーマルなチキンカツにしよう。
「チーズでの誤魔化しは効かないのでそのつもりで作ってくれ」と心の中で言ってみる。

kokudou02.JPGとりあえず二つのカレーの画像が似通ってて申し訳ない。
さて。ここのカレーは金沢カレー独特の要素がいくつか見て取れる。
・付け合せのキャベツの千切り ・ステンレスの皿 ・ライスが見えない
ならばここのカレーは金沢カレーなのか?
では実食。助手Mのハムカツを一口。普通のハムが三枚重ねのようだがサクサクしていて悪くはない。
金沢カレーならばソースがかかっているのが定番なのだがここのにはかかっていない。その代わりなのかテーブルの上にはソース・マヨネーズ。
そしてカイエンペッパーらしきものが。
メニューもトッピング制だし、セルフもある。ここはそういうスタイルらしい。
kokudou03.JPG私のチキンカツはどうだろう。ふむ、こちらもサックサクだ。
ジューシーだが油っぽくなくカレーの邪魔はしなさそうだ。
次にルーだ。
具が見えないのは溶けきっているのかペーストにしてるのか・・・特別辛くない。若干甘めにも感じる。
確かに金沢カレーのように濃厚だが。コクがあるとは言えない。
ちょっと公式ページ見てみると「牛すじ肉」「玉葱の甘み」とある。
わからなくはない。ただ深みがない。薄っぺらなのだ。
美味しくない訳ではないが一言で言えば濃いレトルト(中辛)。
キャベツにマヨネーズかけるならご自由に。ソースかければさらに金沢カレー風。カイエンペッパーで辛さ調節。温泉卵をくぐらせばまろやかに。。。なにもかも当たり前の算数なんだ。
なんだかセルフの利用が最初から前提とされているようだ。
それよりベースのルーの完成度を上げてほしい。

 

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ジャンル 金沢風?
TEL  011-301-0036
WEB  http://www.colombo1973.com/
住所   札幌市清田区清田2条3丁目1-5
交通手段 車で・・・かな
駐車場  5台
営業時間 11:30~0:00 (LO 23:30)
定休日 ほぼ年中無休
総席数 22席 (カウンター4席、テーブル18席)
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カリーハウス コロンボ

ハードボイルドと言えば、フィリップ・マーロウや工藤俊作や次元大介…
まぁ、最後のは探偵ではないがハードボイルドは探偵の姿の一つであり王道だろう。
元来は「堅ゆで卵」という意味だが、現在では感情に流されない冷酷非情、精神的肉体的に強靭、妥協しないなどの人間の性格を表す言葉となっている。
ならばカレーの世界に置き換えるとどうなる?ハードボイルドカレーとはなんなのか…

colombo.03.jpgさて今回は札幌の二人姉妹コロンボの姉の方、
「カリーハウス コロンボ」だ。
妹もなかなか特徴的だったが姉はどんな姿をしているのか。
助手Mが頼んだのは日替わりカレー850円だ。
日替わりは月曜から~金曜毎日違い、土日はお楽しみ。そ
んな日替わりカレーだが今日水曜日はちょっと違う。
常連客の要望により「毎週水曜日は煮込みハンバーグカレー」なのだ。
つまりここの名物と言ってもいい。

colombo.05.JPG運ばれてきたカレーを見て驚いた。
ライスたっぷり。ルーもたっぷり。店員さんがMに小ライスにしなくていいか聞いたのも頷ける。
このノーマルライスは一体なんグラムなのだろう。
【 ちなみに小250g -30円 ビッグ550g +100円 
  スーパー900g +250円 ジャンボ(おかわり自由) +300円 】
そしてこのルーの上に広がったスライスされたゆで卵。
これがハードボイルドの正体か。

colombo.04.jpg私が頼んだのは通常メニューよりカツカレー800円だ。
どうやらこの店は1種類のルー+具(トッピングもあり)っていうノーマルなメニュー構成のようだ。
さてルーを一口。
酸味が目立ち思ったより辛いがノドに刺さらず舌にジワっとくる。玉葱は原型がないと予想していたが其処此処に見え、サラサラで粘度は低め。しかしシャバシャバでどんどんライスに浸透していくタイプではない。
一手間かけたシンプルな家庭のカレー。サラリーマンが実家を思い出し食べにくるカレー。
まさに日本の王道カレー。
これがハードボイルドの正体か。

カツは注文を請けてから揚げているだけあってサクサクで美味しい。
しかも基本カツが最上段なのでどんどんルーでカツの衣がフニャフニャなるなんてない。
シンプルなカツだが、ただ厚いだけの店もある中で、これは普通にうまい。
助手Mの煮込みハンバーグは?フワッフワで味はシンプル。
このシンプルさはルーと相性良さそうだ。
しかしどうも肉の臭みが気になるな。煮込みすぎ?まぁ一度では判断出来ないな。

特筆すべきは「ルー足りてますか?」と無料で足されるルーの量が1杯目と変わらない量で今度はルーが余るのと、全メニューにアイスが付いてくるってとこだな。
 

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ジャンル 日本の家庭カレー
TEL  011-222-3378
WEB  http://www.colombo1973.com/
住所   札幌市中央区北4条西4丁目 札幌国際ビルB1F
交通手段 地下鉄南北線「さっぽろ駅」直結(8番出口)
駐車場  無
営業時間
 月~金 11:00~20:30
 土・日・祝  11:00~19:00
定休日 不定休
総席数 多分12席(カウンター席のみ)
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下の地図だがAが国際ビルだ。


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みよしの

事件を解決するのは、なにも警察関係者と決まっているわけではない。
科学者や小説家。時には家政婦までも探偵となる時がある。
探偵を生業としているものにはちょっと複雑ではあるが。
インドのスパイス料理が起源となっているカレーも然りだ。
ブイヨンに混ぜられたりカレー粉なる新たな調味料が作られたり。
国や地域によって様々な形に変化するカレー。
しかしそのすべてが『カレー』であることは否定できない。
インド人がなんと言ってもだ。
今や空前の『ご当地グルメ』。そして『B級グルメ』ブーム。
その起源を辿ればやはりソウルフードは無視できない。

miyosino.01.JPG「餃子の王将」や「大阪王将」が参入してもなお札幌人にとっての餃子と言えばここ「みよしの」だろう。
昭和42年から続くこの餃子店は昭和52年にカレーを販売し始めてその地位を築いた。
行かねばなるまい。
今回、我々が来たのはここ。1号店である元「3条店」の「狸小路店」だ。
つまり聖地だ。

さて何を注文しよう。
今回はやはり餃子は外せない。定番の餃子カレーか・・・しかしこれでは餃子3個。普通のカレーに餃子1皿(6個)って組み合わせもいいな。いやいや待て、みよしのセットだとカレーに餃子6個だから解決じゃないか。しかしライスの上に餃子があり、そこにカレーがかかっているビジュアルも見たい。むぅ…
焦るんじゃない。俺は腹がへっているだけなんだ。
ん?「まる得みよしの盛カレー」?カレー大盛りに餃子6個。しかも半熟たまご付きか。腹もペコちゃんだしこれにするか。
そんな訳で助手Mはオーソドックスに「餃子カレー」380円。私は「盛カレー」580円だ。
ん?最近は甘口なんてあるのか。だがここは昔からある辛口というか普通味にしよう。
miyosino.02.JPG運ばれてきたカレーは・・・うん。まさにこれがみよしの。
明らかに焼き置きしていた感丸出しのこの餃子。
パリパリ感はなくしっとり柔らかな餃子。
うまい。
そしてカレーは。。。まさに日本カレー。
苦味も酸味も主張せず辛味と甘味でバランスをとっている。
日本の定食屋さんのカレー。
ひき肉は当然だが人参などの具材が形がわかるほどの微塵切り。なのにザラザラ感は無くなめらかに美味しい。
半熟たまごを溶くと一気になめらかさが増して面白い。

ごちそうさまでした。おなかいっぱいです。
二人で1000円いかなかったのは流石。
ん?レジにチラシが・・・持ち帰り!そういうのもあるのか!

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ジャンル 日本カレー
TEL  011-231-3440
WEB  http://www.tenfood.co.jp/index.htm
住所   札幌市中央区南3条西2丁目16-4(狸小路2丁目)
交通手段 地下鉄南北線「さっぽろ駅」直結(8番出口)
駐車場  無
営業時間
月~金   11:00~
土・日・祝 10:00~
   金・土  ~22:00
   他      ~21:00 わかりづらいな
定休日 無休
総席数 15席
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下の地図だが説明はいらないだろう。狸小路を歩けばそこにある。


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オーガニックスープ コロンボ

「うちのカミさんがねぇ、どぉしてもここのカレーが食べたいって言うんですよぉ」

倒叙(とうじょ)ミステリというジャンルがある。
まず、犯人が事件を起こし、トリックや隠蔽を用いる様子を読者、或いは視聴者に見せる。
完全犯罪成立・・・と思いきや登場した刑事や探偵が犯人も気付かなかった小さなミスから解決に導く。
犯人を事前に知るなど現実ではありえない。
今回の依頼もそう。どこに究極のカレーがあるなんて誰も知らない。
さて、冒頭のセリフはご存じ刑事コロンボの口癖だ。
そして札幌には二人のコロンボがいる。
この姉妹は同じビルの同じ階に住んでいる。しかも隣同士で。
来年で(多分)40才になる老舗の姉。『カリーハウス コロンボ』と
今日のターゲットとなる(多分)まだ10才の妹。『オーガニックスープ コロンボ』だ。

colombo.00.JPG一言で言えば手作りスープと焼き立てパンのお店。
だがドリアやハンバーグ、パスタ、ビーフシチューのセットなどもある。
そしてカレーは3種類。スープのお店だからある意味あって当然「チキンスープカレー(ラッシー)付 880円」。
しかし私たちの選んだのは残りの2つ。
助手Mは「大豆ひき肉カレーセット 800円」。
そして私は「ドライカレーセット 800円」。
このセットは5種類のスープから好きなスープが選べ、さらにデザートが付いてくる。
・コーンクリーム ・和風(ホタテとキノコ) ・コンソメ(ポトフ風) ・トマト(ミネストローネ) ・週替わり この5種類から私はコーン。助手Mは週替わりの「パプリカポタージュ マッシュポテト入り」を選んだ。

colombo.01.JPGここのシステムは少し変わっている。
まず注文、支払。テーブルに座って運ばれてくるのを待つ。
食べ終わったら食器返却。水・ハーブティーはセルフ。

さて、運ばれてきたこの二つのカレーセット。
まずスープ。コーンも美味しいがパプリカすごいな。マッシュポテト最高。
そしてカレー。これ基本同じだな。ルー仕上げかドライ仕上げか。
大豆ひき肉のほうにはゆで卵。ドライにはチーズ。どっちも相性抜群だ。大豆の食感が最高。ドライよりこっちの方が一歩上か。
colombo.02.JPGスパイス!ってよりはブイヨン。やはりそこはスープのお店だからだろうか。思ったより辛くて苦味はあまり感じない。甘みは後味にほんのりだけでトマトの酸味の方が目立つ。
しかしこの辛さは・・・助手の推理では「チリコンカンに似ている」。なるほど。確かにこの辛さは唐辛子系。そしてあの刑事コロンボの好物はチリコンカン。
間違いないな。
これはチリコンカンカレー仕上げだ。

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ジャンル チリコンカンカレーと命名
TEL  011-222-3378
WEB  http://www.colombo1973.com/
住所   札幌市中央区北4条西4丁目 札幌国際ビルB1F
交通手段 地下鉄南北線「さっぽろ駅」直結(8番出口)
駐車場  無
営業時間
 月~金 11:00~20:30
 土・日・祝  11:00~18:00
定休日 不定休
総席数 23席(テーブル2名席8 カウンター席7)
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下の地図だがAが国際ビルだ。


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カレー&バール GARAM

カレーを語るうえで欠かせないもの。それがスパイスだ。
スパイスには大きく3つの種類がある。
色を付けるスパイス。香りを付けるスパイス。辛味を付けるスパイス。
そして第4のスパイス。それがミックススパイスだ。
それは言うなれば「インド版おふくろの味」。それぞれの家庭で調合された二つとない味。
しかしスパイスがメーカーから商品として売り出され、
いつしかミックススパイスまでも商品化された。
その最も有名なもの。それが「ガラムマサラ」だ。
意味は「熱いものを混ぜ合わせたもの・・・」となるが、シナモン・クローブ・ナツメグがベースになっているので辛味よりも香り付けに使う事の方が主だと思う。

garam01.JPGその名を冠した伝説の名店がある。
それが「洋食堂 ガラム・マサラ」だ。しかし2006年(←多分)に惜しまれつつ閉店したとか。
しかし2010年(←多分)伝説再び。「カレー&バール GARAM」として復活。
伝説がどれほどのものか・・・私の舌で判断してやろう!

「ランチだと単品の値段でサラダとソフトドリンクとスープ(セルフ)がついてくる」とのお得情報を助手Mが掴んできたのでお昼に来店。
私は牛タンカレー1,522円。助手Mはシーフードカレー1,312円を注文。
辛さはノーマル・おすすめ・辛い・激辛と4段階あり。今回はふたつともおすすめに。
サラダ美味いな。量もそこそこ。これはお得。
garam02.JPGそしてカレー。
ん?・・・甘い。が、辛い!思ったより辛い!色々と溶けてるっぽいルーはフルーティーな酸味。苦味はあまりないが野菜と同時に食べると苦味や甘味が+αされる。
小麦粉を使ってない野菜だけのトロミはサラサラとしており多分チキン系のブイヨンはサッパリと舌の上を通過する。
これはきっとパンにも合うに違いない。
そして牛タン。柔らかい!
俺のタンの上で牛のタンが踊っている!ぎゅうのたんが!
助手M「タンゴだね!きっとタンゴだね!」
シーフードも後味に魚介の旨みが広がってとてつもなく美味しい。

garam03.JPG特別なにかに特化してはいないがバランスがいい。
これは完成された「煮込み料理(カレー味)」。
そう。
煮込み料理なのだ。
モリモリご飯が進むカレーではない。
「カレーが食べたい!」って時にこれは選ばないと思う。
しかし間違いなく美味しい。
これは『特別なカレー』に他ならない。

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ジャンル 欧風カレー
TEL  011-522-0123
WEB  http://www.lafiler.com/shop/8_granpa.html
      http://locoplace.jp/t000131274/
住所   札幌市中央区南4西4 ススキノラフィラ8F
交通手段 市電すすきの駅から47m
駐車場  有り
営業時間 11:00~23:00
定休日 元旦のみ
総席数 70席
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下の地図だが・・・説明はいらないな。


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